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RCの中古車を探していると、同じ年式でも「F SPORT」の付いた個体だけ高いことに気づきますよね。『名前が似ているRC Fと何が違うの?』と迷う方も多いはずです。
結論から言うと、F SPORTはRCのグレード名で、V8のRC Fとは別の車です。2023年1月の価格で、標準より53万〜72.3万円高い走り寄りの仕様でした。
この記事を読むと、F SPORTにいくら上乗せする価値があるのかと、中古で選ぶ時に何を見ればいいのかが分かります。
レクサスRC F SPORTとは?RC Fとは別の車です
まず、名前のややこしさから片づけておきますね。「RC F SPORT」と「RC F」は、Fの字が付く点は同じでも、中身はまったく違います。
F SPORTは、RC300・RC300h・RC350の3モデルそれぞれに用意されたグレードです。エンジンは標準グレードと同じで、足まわりや見た目、内装が走り寄りに仕立てられています。
一方のRC Fは、5.0L V8を積んだ独立したモデルです。型式も価格も別の扱いで、RCの一番上のグレードというわけではありません。
| 項目 | RC F SPORT | RC F |
|---|---|---|
| 位置づけ | RC300・RC300h・RC350のグレード | 独立したモデル(型式 USC10) |
| エンジン | 2.0Lターボ/2.5Lハイブリッド/3.5L V6 | 5.0L V8 自然吸気 481PS |
| 全長×全幅×全高 | 4,700×1,840×1,395mm | 4,710×1,845×1,390mm |
| タイヤ | 前235/40R19・後265/35R19 | 前255/35ZR19・後275/35ZR19 |
| 2023年1月の価格 | 6,344,000円〜7,352,000円 | 10,580,000円〜(標準) |
数値はレクサス公式カタログの2023年以降の値です。
「レクサスrcfスポーツ」と検索して出てくる車には、F SPORTとRC Fの両方が混ざります。価格が1,000万円を超えていればRC F、600万〜700万円台ならF SPORTと見分けるとほぼ外れません。
『中古車サイトで同じように見えるんだけど…』という場合は、車検証の型式を見てみてください。USC10ならRC F、ASC10・AVC10・GSC10ならRCのどれかです。
RC Fについて詳しく知りたい方は、RC Fの中古価格と評価でまとめています。
標準・version L・F SPORTの違いはいくら?価格で比べる
RCには、大きく分けて標準・version L・F SPORTの3つのグレードがありました。値段の差がいちばん分かりやすいので、まず表で見てみましょう。
| モデル | 標準 | version L | F SPORT | 標準との差 |
|---|---|---|---|---|
| RC300 | 5,814,000円 | 6,326,000円 | 6,344,000円 | +530,000円 |
| RC300h | 6,262,000円 | 6,774,000円 | 6,792,000円 | +530,000円 |
| RC350 | 6,629,000円 | 7,141,000円 | 7,352,000円 | +723,000円 |
2023年1月改良時のメーカー希望小売価格(消費税込)です。
実は、version LとF SPORTの差はとても小さいんです。RC300とRC300hでは、わずか18,000円しか違いません。
RC350だけは、version LとF SPORTの差が211,000円と少し開きます。RC350のF SPORTには、後輪の向きも制御する仕組みが付くとされ、そのぶん価格が上がっていると考えられます。
version Lは本革シートなど上質さに振ったグレード、F SPORTは足まわりと見た目を走り寄りにしたグレードです。値段はほぼ同じでも、向いている人ははっきり分かれます。
グレードごとの装備の考え方は、RCのグレードの違いでも比べています。

F SPORTだけの装備は?見た目・足まわり・内装の違い
『じゃあ、53万円で何が付くの?』というのが一番気になるところですよね。ここでは数字で確かめられる違いから見ていきます。
いちばんはっきりしているのはタイヤです。F SPORTは前後でタイヤの幅が違う、前後異径の19インチを履いています。
| グレード | 前タイヤ | 後タイヤ |
|---|---|---|
| 標準 | 235/45R18 | 235/45R18 |
| version L | 235/40R19 | 235/40R19 |
| F SPORT | 235/40R19 | 265/35R19 |
後輪だけ265mm幅と太くなっているのがF SPORTの特徴です。見た目の踏ん張り感が出る一方で、前後でタイヤを入れ替えるローテーションはできません。
もう一つの数字は、最小回転半径です。RCの多くは5.2mですが、RC350 F SPORTは5.0mと小回りが利きます。
狭い駐車場での切り返しが一回減る、というのは毎日乗る人には地味にうれしい差なんです。
見た目と内装については、F SPORT専用のグリルやバンパー、スポーツシート、専用メーターなどが用意されてきました。ただ、細かい中身は年式で変わっています。
「F SPORTなら全部同じ装備」と思い込むことです。前期型と後期型ではデザインも装備も違い、オプションの付き方も個体ごとに違います。気になる装備は、販売店に装備表を出してもらうのが確実です。
色にも違いがあります。ヒートブルーコントラストレイヤリングは、F SPORT系に設定された色として知られています。
F SPORTを選ぶといい人・標準で十分な人
ここまで読んで『自分にはどっちが合うんだろう』と思った方もいるかもしれません。使い方別に分けると、かなり答えが出しやすくなります。
- 見た目のスポーティさを重視したい
- 山道や高速でのしっかりした乗り味が好き
- いずれ売る時のことも考えている
- 乗り心地のやわらかさを優先したい
- タイヤ代を少しでも抑えたい
- 革シートや静かさを重視したい
例えばこんな場面を考えてみてください。
「週末はワインディングに行くことが多いんだよね」
「それならF SPORTの足まわりが合うと思うよ。普段使いだけなら標準でも十分かな」
F SPORTの足まわりは、しっかりめに仕立てられています。荒れた道では、標準グレードより路面の凸凹を感じやすいと言われることもあるんです。
逆に、タイヤ代は気にしておきましょう。18インチの標準グレードと比べると、19インチの前後異径は1本あたりの値段が上がりやすいです。
タイヤの交換費用の考え方はRCのタイヤサイズと交換費用で詳しく書いています。
中古のF SPORTを選ぶ時に見ておきたいこと
いま新車のRCは買えません。RCは2025年11月で生産を終えていて、選べるのは中古車か、販売店に残る登録済未使用車だけです。
中古のF SPORTを探す時は、次の順番で絞ると迷いにくいです。
- RC300・RC300h・RC350のどれにするかを決める
- 前期型か、2018年秋のマイナーチェンジ以降の後期型かを決める
- F SPORTであることを車検証と装備表で確かめる
- 19インチタイヤの残り溝と、前後のサイズが純正どおりかを見る
- 足まわりやマフラーが交換されていないかを確認する
F SPORTは走りを楽しむ人に選ばれやすいグレードです。そのぶん、車高調やマフラーに替えられている個体も見かけます。
『社外パーツが付いていたらお得じゃない?』と思いますよね。好みに合えばそれもアリですが、純正に戻せない状態だと、売る時に評価が下がることもあります。
- ホイールが純正の19インチか、社外品か
- 後輪だけ265/35R19が付いているか
- 車高が下がっていないか(純正部品の有無)
- 内装のスポーツシートのサイドの擦れ
- 整備記録簿があるか
もう一つ、F SPORTに近い仕立ての最後のモデルとして「Final Edition」もあります。RC300 Final Editionは6,660,000円、RC350 Final Editionは7,670,000円でした。
Final Editionのタイヤは、F SPORTと同じ前235/40R19・後265/35R19です。F SPORTに近い仕立てで、専用装備が足された仕様だと考えると分かりやすいですよ。
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F SPORTは売る時にも有利?リセールの考え方
『どうせ高く買うなら、売る時も高いほうがいい』と考える方は多いはずです。ここは大事なところなので、少し丁寧に見ていきます。
一般的に、スポーツクーペはスポーティな見た目のグレードが中古でも探されやすいです。RCでもF SPORTは、中古車の検索でよく指名される名前になっています。
ただ、買取額は年式・走行距離・色・状態で大きく変わります。F SPORTだから高く売れる、とは言い切れないんです。
| 売る時に効きやすい条件 | 理由 |
|---|---|
| 後期型(2018年秋以降) | デザインと装備が新しい |
| 純正パーツのまま | 次の買い手を選ばない |
| 人気色(白・黒・ソニック系など) | 探す人が多い |
| 整備記録簿あり | 状態を説明しやすい |
社外パーツに替えた場合は、外した純正部品を取っておくのがおすすめです。売る時に戻せるだけで、査定の幅が変わることもあります。
売る時のことまで見て選びたい方は、RCのリセールバリューも合わせてどうぞ。

中古F SPORTの値段の目安と、安く買う順番
中古のF SPORTの値段は、年式と走行距離でかなり幅があります。2023年1月の新車価格は634.4万〜735.2万円でしたが、中古の実際の値段は時期と地域で変わります。
前期型の多走行車なら新車価格を大きく下回り、後期型の低走行車やFinal Editionは高めになりやすい、というのが基本の考え方です。
『同じF SPORTなら、どれを選べば得なの?』という方は、条件を一つずつ動かして見比べてみてください。
- 年式を前期型にすると値段が下がりやすい
- 走行距離を少し多めにすると選べる台数が増える
- 色を人気色以外にすると値段が下がることがある
値引きや買う順番は、トップのRCの値引き相場と安く買う順番でまとめています。全体の価格感はRCの価格と中古相場の目安で確かめられます。
在庫の探し方や認定中古車の考え方は、RCの中古車の選び方が参考になりますよ。
よくある質問
レクサスRC F SPORTとRC Fは同じ車ですか?
違います。F SPORTはRC300・RC300h・RC350のグレード名で、RC Fは5.0L V8を積んだ別モデルです。型式もRC FだけUSC10になります。
F SPORTと標準グレードの価格差はいくらですか?
2023年1月の価格で、RC300とRC300hは530,000円、RC350は723,000円の差でした。
F SPORTのタイヤサイズは?
前235/40R19・後265/35R19の前後異径です。標準グレードは前後235/45R18、version Lは前後235/40R19です。
F SPORTは乗り心地が硬いですか?
標準グレードより足まわりはしっかりめです。感じ方には個人差があるので、中古車なら試乗して確かめてみてください。
F SPORTは今でも新車で買えますか?
買えません。RCは2025年11月で生産を終えています。今は中古車か、販売店に残る登録済未使用車から選ぶことになります。
まとめ
- F SPORTはRCのグレード名で、V8のRC Fとは別の車
- 2023年1月の価格で標準より53万〜72.3万円高く、version Lとの差はRC300・RC300hで18,000円
- タイヤは前235/40R19・後265/35R19の前後異径、RC350 F SPORTは最小回転半径5.0m
- 中古は年式・F SPORTであること・純正パーツの有無を順に確かめる





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